オフサイドの概念が変わる!2023年度に変わったルール4選

オフサイドの概念が変わる!2023年度に変わったルール4選

2023年度に変わったルールとは?

実は、水球のルールって毎年変わっています。

昔から水球やっている方は覚えていると思いますが、攻撃時間は35秒で7mシュート、そしてペナルティは4mでした。


現在は、攻撃時間は30秒で、フリーシュート打っていいのは6mで、6m以上で起きたファールのフリースローであればフリースロー解除すればフェイクやドリブルして6m線内からのシュートも許されてます。


こちらは一例でしたが、水球のルールは毎年のように変わっており、それに伴い試合の流れ、プレースタイルなどの変遷も水球の醍醐味(?)のひとつです。

一方、「ぶっちゃけ、ついていけねーよ」って人も多いかと思います。


この記事では、以下の4つについて昨年度ルールからの変更点を簡潔にお伝えいたします。

  • ゴールエリア設定とオフサイド
  • Delayed Callとペナルティ判定
  • 退水時に交代選手が再入水するにはハイタッチ!?
  • 帽子の色・ニューデザインボールについて

正しい用語では無く、共通認識的な用語で説明している部分もありますのでご了承ください。

「正しい用語」かどうか指摘できる人は、ルールブック読んでると思いますので、この記事読まないで大丈夫です(笑)
日本水泳連盟 画面下部に過去の競技規則が載ってます(7月1日現在 2023年度ルールブック未掲載)

https://swim.or.jp/wp/


FINA(現World Aquatics)
https://resources.fina.org/fina/document/2023/02/03/7935d035-dbdf-43f3-96b5-e40cb355dd84/221230-CLEAN-2022-2024_WP_Rules-Integration_diagrams-002-.pdf


ゴールエリア設定とオフサイド

2023年度からゴールエリアが設定されました。

図のように、サッカーみたいにゴール前にエリアができてますね。
そのことによってオフサイド判定が変わりますので、説明していきます。

【エリア内】

2022年度ルールと若干変わります。

ゴールラインから2m以上にボールがある場合

2m線内にOFが入り攻撃プレーに参加するとオフサイドと判定されます。

過去にあった「2m線内にいても防御側に影響を及ぼしていなければ2mファウルを判定しないという考え方はゴールエリア内では適用されないです

ボールより前方でゴールエリア内に入ることは守備への影響があるためオフサイド判定となります。

 

エリア内の2m線内でファウルがおきた場合

2mまで戻ってから、フリースローをする必要があります。

また、注意点として、選手の位置の判断基準は頭となります。
ゴールエリア内では、ボールを保持した選手の頭の位置が基準となります。

2m線内にあるボールをゴールエリア内の味方選手に対して、さらに前方にパスすることはオフサイドとなります。パスを投げる時点で攻撃側選手同士が同ラインに並んでいても適用されるので要注意です。


【エリア外】

大きく変わっています!

ボールを持っていない攻撃側選手が2m線内に入って攻撃プレーを行っても、オフサイドになりません!!

エリア内の2m線内でファウルがおきた場合

2mまで戻る必要がありません。2m線内でフリースローができます。

退水セットなどのフォーメーションが大きく変わるかもしれません。


【エリア内外共通】

ボールを持っているOFとパスを受け取るOFがいずれも2m線内に入っていて、
パサーより前でボールをもらうとオフサイドです。

こちらはよく勘違いされるのですが、ボールを持ってるOFが2m切ったらオフサイドが無くなるということは無いです。


Delayed Callとペナルティ判定

2023年度のルール改定で、通称「Delayed Call」と呼ばれるペナルティ判定が追記されました。

従来のルールとして、6m線内でゴールと正対してシュートモーションに入っている時に、防御側選手が後方から妨害した場合ペナルティ判定となります。
上記のルールに追加されたのが、Delayed Callです。


【 Delayed Call 】
レフリーは攻撃側競技者が一連の動作で得点できるかどうか

見極める為にペナルティーファウル判定を控えることができる

その結果としてその競技者が得点できなかった場合(GKにセーブされる等)は、
ペナルティ判定となります。


※ペナルティ判定を審判が控えている間にショットクロック(30秒計)が0秒となってもターンオーバー(攻撃権の移行)は起きず、ペナルティ判定が適用されるので注意してください。

退水時に交代選手が再入水するにはハイタッチ!?

2023年度のルール改定によって、退水時再入水エリア(退水ゾーン)での
選手交代(退水時の交代・退水以外でのインプレイでの交代)にハイタッチが必要となりました。

ハイタッチをする男性のイラスト(サッカー)

 

交代する両選手が退水時再入水エリア内で、交代する選手双方の番号・ハイタッチの手が水上で視認できる状態でハイタッチする必要があります。
選手の皆さんは、審判に見えるようにアピールを忘れないようにしましょう!

不正入水として退水判定をされてしまいます。


タイムアウト時などのインプレイ外での交代時にはタッチは不要です!
 例えば、青チーム攻撃時に、白チームX番が退水。青チーム監督がすかさずタイムアウト。白チーム監督はこの時に退水したX番とY番を交代させるために、Y番を退水ゾーンで待機させる、、といったときのハイタッチは不要です!「ハイタッチしてない!不正入水だ!」といった抗議をしても意味がないので気をつけましょう。

補足:インプレイ外とは、タイムアウト中や得点後〜再開まで、などを指します!

帽子の色・ニューデザインボールについて

GK帽子のイヤーガードの色が変わります。

細かっ!とか言わないでください。

 

大きく変わるのはイヤーガードの色と番号の文字色です。
GKは赤色の帽子を被り、原則として番号とイヤーガードの両方はフィールドプレイヤーの帽子本体部と同色とする必要があります。


チームで新ルールに合わせた帽子が必要な方は、サンズイWPショップでチーム帽子をオーダーすることも可能です。

 


MIKASAがニューデザインボールを販売しました。

こちらはFINA公認ボールとしても登録されており、全方位ウェットグリップ力(ボールが水で濡れている時のボールのグリップ力)の向上、廃棄ゴムの削減、品質安定性などが特徴です。

現在公式ショップでは品切れが続いていますが、サンズイWPショップでは購入可能です。

男子用

女子用


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